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G7大臣会合会場に先端研ブースを出展

先端研、港湾脱炭素化の取り組みを紹介


先端研 菊地所長(右)及び松良副所長(左)

三重県志摩市で6月16~18日にかけて、「G7三重・伊勢志摩交通大臣会合」が開催されました。


会合の期間中、会場となった「志摩観光ホテル」のロビーでは、関係機関の展示ブースが設けられ、先端研より、港湾の脱炭素化に関する取り組みや、港湾荷役機械の脱炭素化技術などについて展示を行いました。


大臣会合では、交通部門の温室効果ガス排出削減など、持続可能な交通体系に向けた取り組み方向性について意見交換され、最終日には「G7交通大臣宣言」を採択。脱炭素化された港湾整備を通じてGHG(温室効果ガス)排出の削減を促進するため、世界中のグリーン海運回廊の設立を支援することとされました。ゼロおよびニアゼロエミッションの荷役機械、陸上電源供給、ゼロ・ニアゼロエミッション燃料のバンカリングなどを進めていくことが盛り込まれました。


一方、先端研のブースでも、カーボンニュートラルポート(CNP)施策に関連した取り組みを紹介し、港湾荷役機械の脱炭素化や、グリーン水素を活用したコンテナターミナル(CT)のゼロエミッション化、AIターミナルなどについてパネル展示を行いました。


また、港荷協の会員企業である、IHI運搬機械より世界最大級の洋上風力発電風車組立用リングリフトクレーン、三井E&Sより水素燃料電池搭載型RTGをパネルや動画で紹介。iLabo社からは水素をエンジン内で燃焼させる水素エンジンについて、CTでの構内トラクターエンジンへの導入に関するパネル展示・動画放映を行うとともに、水素エンジンのシリンダーヘッドの実物をブース内に持ち込んで展示しました。


こうした先端研の展示について会合出席者から高い関心が寄せられ、ブースを訪れた国土交通省の斉藤鉄夫大臣や三重県の一見勝之知事に対して、菊地所長や白石専務理事から詳細な説明を行いました。 これに対し、斉藤大臣からは「港湾の脱炭素化という重要な技術開発テーマに取り組んでいただき、感謝申し上げる。引き続きCNP施策の推進に協力してほしい」とのご発言がありました。


先端研では、G7交通大臣宣言の着実な実現に向け、国土交通省港湾局とも密接に連携しつつ、引き続き港湾オペレーションにおける脱炭素化技術の開発・普及、国際コンテナ物流のグリーン化に向けた取り組みを進めて参ります。


一見三重県知事(右端)への説明

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