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2025年4月21日
豪州の自動化コンテナターミナルのゲートシステム
2024年10月14日~10月19日、令和6年度研修プログラムにおいて、豪州シドニー港・メルボルン港の⾃動化コンテナターミナル等の視察を行いました。
今回はその中から、シドニー港(Hutchison)における自動化コンテナターミナルのゲートシステムについてご紹介します。
シドニー港とメルボルン港の位置

外来シャーシ(輸入コンテナの搬出)が1つ目のゲート(プリゲート)に到着すると、運転手はセキュリティーカードを読取機にかざし、予約時の登録情報(トラック番号や電話番号等)に間違いがないことを確認の上、予約時に発出された暗証番号(PIN番号)を入力して、プリゲートを通過します。
プリゲート(Hutchison)

タッチパネルとカード読取機(Hutchison)

外来シャーシの入場をシステムが認識し、ASCに荷役準備の指令を下します。荷役準備が整うと、待機エリア前方に設置された電光掲示版に、車両番号と向かむべきASCブロック番号が掲示されます。
待機スペース前方の電光掲示版(Hutchison)

2つ目のゲート(本ゲート)でカードを再度かざし、ASCブロックの5レーンのいずれかに後進駐車させます。ここで運転手は降車し、ツイストロックを解除後、レーン脇に設置された退避ブースに入ります。
本ゲート(Hutchison)

積荷が終了すると、外来シャーシはコンテナを積んだまま、ゆっくりと重量計が設置されたエリア(WIM(Weight In Motion))を通過し、出口ゲートへと向かいます。なお、過積載と判定されると赤信号に点灯しゲートが上がらず、退場を許可されません。
WIMでの重量測定(Hutchison)

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