4月4日に、スペイン・バルセロナ港の自動化ターミナルBEST（Barcelona Europe South Terminal）を訪問し、視察・ヒアリング調査を実施いたしました。

　BESTの概要について、4回にわたりご紹介いたします。

BEST（Barcelona Europe South Terminal）位置図

　BESTは、Hutchison Portsが運営する自動化ターミナルで、2012年に供用を開始しました。岸壁延長1,500m、水深16.5m、ヤード面積79ha、垂直方式レイアウトのターミナルであり、世界最大の24,000TEU級コンテナ船の着岸・荷役が可能となっています。

　主な荷役機械として、有人STS（ship-to-shore crane）13基、遠隔・自動ASC（automated stacking crane）64基、有人シャトルキャリア40基が導入されています。

BEST全景

　今年2月のアライアンス再編に伴い、新たにPremier Alliance（ONE、HMM、YangMing）がBESTの利用を開始しました。

　今回の訪問時には、タイミングよく、BESTに初入港したPremier Allianceのコンテナ船（ONE FRONTIER：15,000TEU級）が着岸していました。

BESTに初入港したPremier Allianceのコンテナ船（ONE FRONTIER）

次回は、ターミナル内の荷役状況についてご紹介いたします。