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2025年5月9日
シドニー港のゲート予約システムと罰金制度
今回は、豪州シドニー港のゲート予約システムと罰金制度についてご紹介します。
シドニー港では、ターミナル搬出入車両による渋滞を解消するため、3つのターミナルにおいてゲート予約システムと罰金制度が導入・運用されています。

罰金制度は強制力を持っており、ターミナル側とトラック事業者の双方に対する罰金が規定されています。具体的には、予約した時間枠(60分)に対して、トラック側が遅刻もしくは早く到着した場合や来なかった場合等に最大100ドルの罰金が課されます。
一方、ターミナル側は45分のターンアラウンドタイム(ターミナル内で要する時間、1コンテナの場合)をトラック事業者に約束し、達成できなければ最大100ドルの罰金をトラック事業者に支払わなければなりません。
この措置の導入により、ゲート前の渋滞は飛躍的に解消したそうです。実際我々が訪問した日も、ゲートのレーン数が日本のターミナルに比べて少ないにもかかわらず、ゲート待ちの渋滞は全く確認できませんでした。

ターミナル手前の交差点には、電光掲示板が設置されており、凡そのターンアラウンドタイムがトラック運転手にわかるようにしています。

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